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「Shadowverse: Worlds Beyond」ついにリリース!Steam同接6万人突破も評価は「圧倒的に不評」――新要素「超進化」が賛否を呼ぶ

2025-06-18by ゲーム賛否編集部
「Shadowverse: Worlds Beyond」ついにリリース!Steam同接6万人突破も評価は「圧倒的に不評」――新要素「超進化」が賛否を呼ぶ

Cygamesは6月17日、対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse: Worlds Beyond』を全世界同時にリリースした。前作『Shadowverse』の完全続編として注目を集める本作だが、リリース直後から賛否両論の評価が分かれている。

Shadowverse: Worlds Beyond リリース告知

Steam版は好調なスタートも評価は二分

SteamDBによると、リリース直後のSteam版には6万4000人以上のプレイヤーが集まり、好調なスタートを切った。しかし、ユーザーレビューは記事執筆時点で総数5,774件のうち、好評はわずか15%の「圧倒的に不評(Overwhelmingly Negative)」を記録している。

Steam評価データ(2025年6月18日時点)

  • 総レビュー数:5,774件
  • 好評率:15%(867件)
  • 不評率:85%(4,907件)
  • 同時接続ピーク:64,000人以上
  • 総合評価:圧倒的に不評

前作からの主な変更点と新要素

『Shadowverse: Worlds Beyond』は前作の基本ルールを踏襲しながらも、大幅な仕様変更と新要素を導入している。最も注目される変更点は以下の通り:

新システム「超進化」

従来の「進化」を超えた新システム「超進化」が導入された。これにより戦略性が大幅に拡張されたが、一方でゲームバランスや複雑性の面で議論を呼んでいる。

カードスタイル機能

前作でクラスレベル100に達したプレイヤーには、カードのイラストを変更できる「カードスタイル」機能が特典として提供される。

デッキ構築の変化

デッキ構築システムにも調整が加えられ、より多様な戦略が可能になった一方で、前作プレイヤーには馴染みにくい変更となっている。

新機能紹介画面

グラフィック・演出の向上

「次世代スマホカードゲーム」として、グラフィックと演出が大幅に強化された。カードアニメーションや戦闘演出がより迫力のあるものに進化している。

ユーザーレビューから見る評価のポイント

Steamレビューの内容を分析すると、評価が分かれる主な要因が明らかになる:

肯定的な評価のポイント

  • グラフィックと演出の大幅な向上
  • 新要素による戦略性の拡張
  • マッチング速度の改善
  • 初心者向けチュートリアルの充実

否定的な評価のポイント

  • 前作からの大幅な仕様変更による戸惑い
  • 「超進化」システムのバランス問題
  • 課金要素の増加
  • 前作プレイヤーの引き継ぎ要素の少なさ

注目のユーザーコメント

「グラフィックは確実に進化しているが、前作の良さが失われた感じがする」

「超進化システムが強すぎて、従来の戦略が通用しない」

「新規プレイヤーには良いかもしれないが、前作ファンには厳しい」

ゲームプレイ画面

リリース記念キャンペーンと特典

リリースを記念して、以下の豪華キャンペーンが実施されている:

  • カードパックチケット最大36枚プレゼント
  • ログインボーナスでレジェンドカード確定
  • App StoreとSteamでセールスランキング上位獲得記念特典
  • 前作プレイヤー向け特別引き継ぎ特典

開発陣からのコメントと今後の展開

Cygamesは本作を「シャドウバースの完全続編」として位置づけており、長期的なアップデートとコンテンツ拡張を予定している。リリース直後の評価については「ユーザーフィードバックを真摯に受け止め、改善に努める」とコメントしている。

特に議論の的となっている「超進化」システムについては、バランス調整を含めた見直しが検討される可能性もある。

業界への影響と競合タイトルとの比較

デジタルカードゲーム市場では、『ハースストーン』『遊戯王 マスターデュエル』などの競合タイトルが存在する中、本作の大胆な仕様変更は業界に一石を投じている。

前作『Shadowverse』が築いたプレイヤーベースを維持しながら新規ユーザーを獲得するという課題に対し、本作がどのような解答を示すかが注目される。

まとめ――新たな挑戦と課題

『Shadowverse: Worlds Beyond』は、前作の成功を基盤としながらも大胆な革新を試みた意欲作である。Steam同接6万人という数字は確実にプレイヤーの関心を集めていることを示している一方、15%という低い好評率は既存ファンとの認識のギャップを浮き彫りにしている。

今後のアップデートや調整によって、この評価がどのように変化するかが本作の成功を左右するポイントとなるだろう。デジタルカードゲームの新たな可能性を示すタイトルとして、長期的な視点での評価が求められる作品である。